2022.07.26 福島・大熊町にインキュベーション施設IT起業家ら36社入居 原発事故からの復興拠点に

インキュベーションセンターとして生まれ変わった旧大熊町立大野小学校

 東京電力福島第一原子力発電所が立地する福島県大熊町に、原発事故で廃校になった小学校の校舎を活用して町が整備を進めてきた起業支援拠点「大熊インキュベーションセンター」がオープンした。既に東京都内に拠点を置く起業家やベンチャー企業など36社が入居。11年ぶりに避難指示が解除されたばかりの地元では、基幹産業を創出する拠点として期待を集める。

 大熊町は原発事故後に町の面積の6割が、放射線量が高い「帰還困難区域」に指定された。大野小学...  (つづく)