2022.08.02 AI活用のプリンが誕生、NECとカゴメが開発子供の野菜嫌い克服を後押し
「AI(愛)のプリン」発表会で披露された6種類のプリン=2日、東京都港区のNEC本社
人工知能を駆使して開発したスイーツ「「AI(愛)のプリン」が9月に登場する。仕掛けたのは、NECと大手食品メーカーのカゴメで、2日に東京都港区のNEC本社で発表した。野菜が苦手な子供でもおいしく食べられるプリンの食材をAIで導き出した。家庭での「食育」や食を通じた親子のコミュニケーションを後押しする。
今回の取り組みは、日本の野菜不足の解消を目指すカゴメの「野菜をとろうキャンペーン」の一環。この活動に賛同するNECのAIを活用し、子供の苦手な野菜と相性の良い食材の組み合わせを導き出し、「とうもろこしとヨーグルト」「トマトとクリームチーズ」「かぼちゃとレーズン」など6種類の野菜入りプリンを開発した。
プリンの商品化に向けては、岐阜市に構える洋菓子店「プルシック」のオーナーシェフで「伝説のプリン職人」としても知られる所浩史氏が協力。プルシックのオンラインストアで、9月1日から順次販売。翌日の2日からは、同店舗でも販売する予定だ。
(3日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)