2022.08.12 太陽電池材料で高効率水素生成に成功産総研と甲南大学、新たな変換技術にも期待

CIS系薄膜材料の太陽電池および水分解水素生成への応用

 産業技術総合研究所(産総研)は、太陽電池材料で、高効率な水素生成に成功したと発表した。CIS(銅・インジウム・セレン)系薄膜の高性能化が期待される中、産総研と甲南大学のチームで成膜技術を工夫し、水素発生効率を示す指標で最高水準の8%を達成した。新たなエネルギー変換技術への展開が期待される。

背景

 脱炭素に向け、再生可能エネルギー普及への期待が強まっている。太陽光発電と水素エネルギー...  (つづく)