2022.08.12 円安を追い風に全社増収、通期見通し上方修正相次ぐ大手事務機各社4~6月連結決算

 複合機など事務機分野を主力事業に持つメーカー各社の2023年3月期第1四半期(4~6月)連結決算が出そろった。半導体などの部材不足、上海ロックダウンなどがマイナス要因となったものの、急激な円安も業績を押し上げ、全社増収。コロナウイルス禍で低迷していたオフィス需要も回復してきた。景気の減速、ウクライナ情勢の不透明感があるため慎重に見つつも、円安を折り込み、通期連結業績見通しの上方修正に踏み切るところが多かった。

 富士フイルムホ...  (つづく)