2022.09.14 【INTERMEASURE特集】共和電業 5つの計測ソリューション提案 工業用計器などを出展

計装用コンディショナー「WP-120A」

 共和電業は、ひずみゲージをコアスキルとした応力計測のリーディングカンパニー。創業70余年の経験と技術に裏打ちされた各種製品・サービスを通じて、ものづくりにおける多種多様な課題解決に貢献する。

 ひずみゲージは、加えられた力に応じて発生する機械的な微小変形である「ひずみ」を電気信号として検出する。実験研究分野をはじめ、自動車、航空・宇宙、鉄道、土木・建築、エネルギーなど多方面で使用されている。

 同社は、ひずみゲージを日本で最初(1951年)に商品化。ひずみゲージと各種センサー、測定器、ソフトウエア、さらにはこれらを組み合わせたシステムなど、計測の「入り口(データ計測)から出口(データ解析)」まで一貫対応できる品ぞろえで、製品・サービスを提供してきた。

 近年では、従来の計測手法にとどまらず、光ファイバーを用いた長距離・省配線による応力・温度計測、カメラを用いた非接触変位計測に取り組んでいる。

 INTERMEASURE 2022では、五つのエリアで計測ソリューションを提案する。「工業計器」エリアでは、耐屈曲ケーブル付きセンサーなど工場設備や生産現場で役立つ計測機器を出展。また、ラインアップを強化している、ひずみ・電圧・パルスに対応した工業用計器も展示する(写真は、開発中の計装用コンディショナー「WP-120A」)。

 「光ファイバー」エリアでは、将来へ向けた洋上風力発電機のモニタリング提案で脱炭素社会の実現に貢献する。

 「インフラ」エリアでは、国土交通省の点検支援技術性能カタログ掲載のカメラや無線製品を用いた多点・遠隔・非接触計測事例を、「自動車」エリアでは、電動車の開発を支えている計測事例を展示する。

 「サービス」のエリアでは、ひずみゲージ貼付業務受託やボルト軸力センサーの製作・校正、国内唯一の認定を受けた遠心加速度校正に加え、計測コンサルティングの取り組みを紹介する。