第5世代移動通信規格5Gについて世界各国の推進団体関係者らが意見を交わす「第9回グローバル5Gイベント」が20日、東京都千代田区のホテルニューオータニで開幕した。第5世代モバイル推進フォーラム（5GMF）と総務省の共催で、きょう21日までオンラインのハイブリッド形式で行われ、各国の取り組み状況や次世代のビヨンド5G（6G）など目指すべき将来像について情報共有する。

　冒頭、5GMF会長の吉田進京都大学名誉教授は「超高速大容量、低遅延通信、多数端末同時接続という5Gの特徴を生かした開発普及活動や高度化の取り組みが世界各国で行われている。現状と課題やビヨンド5Gの情報を共有し、相互の友好関係が強まることを期待する」とあいさつした。

　同イベントは2016年から、日本の5GMFをはじめ、韓国5Gフォーラム、米国5Gアメリカズ、中国IMT-2020PG、欧州の6G-IA、ブラジルのテレブラジル、インドTSDSIの7団体による持ち回りで開催。日本は17年の第3回以来、2度目の開催となる。

（21日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）