2022.09.26 【九州・山口産業特集】福岡で「九州災害リスク対策推進展」など9展示会を28日から開催、「九州インフラ技術産業EXPO」など追加・無料セミナーも

昨年の模様

会場までJR博多駅から無料バスを運行会場までJR博多駅から無料バスを運行

災害用備蓄スタンド「BISTA」(ファシル、昨年の出展から)災害用備蓄スタンド「BISTA」(ファシル、昨年の出展から)

災害用トイレ処理セット「マイレット」(まいにち、同)災害用トイレ処理セット「マイレット」(まいにち、同)

 日本能率協会(JMA)は28、29日、福岡市博多区のマリンメッセB館で「九州災害リスク対策推進展」をはじめ、「九州都市開発・建設総合展」など、九つの関連産業展示会を同時開催する。

 災害リスク対策推進展は、好評だった昨年6月の初開催に続いて2回目。防災・減災活動の支援と関連産業の振興へ製品・技術・サービス、先進的な取り組みを一堂に紹介する。

 今年は、災害対策には欠かせない社会インフラの整備を目指す「九州インフラ技術産業EXPO」と、環境に配慮したエネルギー供給の基盤を固める「九州エネルギー技術革新EXPO」、騒音・振動に絞った唯一の専門展示会「九州騒音・振動対策展」、環境保全や環境関連産業の発展を目指す「環境改善・資源循環展2022」が新たに加わった。

 このほか、住まいに関する建材・部材から設備、サービスまでそろう「九州ホーム&ビルディングショー2022」、安全や気温など作業時に欠かせない製品やサービスが集う「九州労働安全衛生展」「九州猛暑対策展」と、さまざまな分野から約150社200ブースが出展、関連した分野を横断して情報を得られる総合展となっている。

 特に防災や災害対策は業界業種に隔てなく関心の高いテーマ。過去の災害の教訓を踏まえ、地域住民の安全、社会資本の整備、持続的な経済基盤構築を目指し、「自助・共助・公助」の発想で今後予想される災害に対する事前防災・減災、インフラ整備への取り組みを紹介する。

セミナーなど実施

 会場では無料セミナー(事前登録制)も実施。主催者講演会では基調講演として、九州電力の松本一道コーポレート戦略部門部長(エネルギー戦略)を講師に迎え、「九電グループがリードする 目指すべきエネルギー社会の姿」を28日午前10時半から開催する。

 講演ではエネルギーを巡る現在の状況や九電グループのカーボンニュートラルに向けた取り組み、災害時の被害低減に寄与する地域レジリエンスの向上などが予定されている。

 このほか、国土交通省九州地方整備局の「インフラ分野のDX推進~安全・安心で豊かな生活の実現を目指して~」(28日午後2時から)、出展社からのセミナーもある。

 予定来場者数は5000人を見込む。

 来場の事前登録か、招待状持参で入場料が無料になる。会場専用の駐車場はないが、JR博多駅から無料シャトルバスを運行する。

 ◇会期=9月28日(水).29日(木)午前10時~午後4時◇会場=マリンメッセ福岡B館(福岡市博多区沖浜町2-1)。