2022.09.26 地域電器店、キャッシュレス決済の環境整える カード会員加入促しサービス強化も
キャッシュレス決済の導入を進める地域電器店
続くコロナ禍で小売店での取引をはじめ、暮らしのあらゆる場面で「非接触」に注目が集まった。中でもキャッシュレス決済は最も身近な非接触の取り組みとして浸透。各地の地域電器店でも顧客や来店客がキャッシュレス決済をできるよう環境を整えている。
小西電化池田店(大阪府池田市)は、キャッシュレス決済の利用者が増えていることを受けて、クレジットカードやペイペイ、auペイなどのさまざまな支払方法を導入した。
同店で多い支払方法は、現金払いとクレジットカードの一括払い。「お客さまの90%以上が、この二つの支払い方法を選ぶ」と同店社長。比較的若い購買層で購入品が小物の場合は、ペイペイや楽天ペイを使う人もいる。
パナソニック系の地域電器店では「パナカード」の会員増強に取り組む。パナカードは年会費や入会金が不要で支払いは口座振替が可能。大型家電の購入やリフォーム関連もサインのみで手続きを完了できるなど、利便性をアピールしている。
あい電ダイワ・一番館店(山形県酒田市)も、4~8月のクレジット決済が総売り上げの68%を占めるなど、キャッシュレス決済の利用が進む。パナカードの加入促進にも注力しており、クレジット決済のメリットを伝えることで、加入促進を図っている。
同店会長は「6月から営業担当者がタブレットを持参して、お客さまの家で決済を行うなど効率化を進めている。今後はお客さまの約6割までカード会員を増やしていきたい」と話す。
(27日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)