2022.09.28 【関西エレクトロニクス産業特集】ニチコン トライブリッド蓄電システム 各種電池を連携、EV走行も
トライブリッド蓄電システム「ESS-T3シリーズ」
ニチコンは、太陽電池、EV・PHVの電池、蓄電池を効率よく連携させ、太陽光で発電した電気を家庭で使ったり蓄電したりするだけでなく、EVを走らせることもできるトライブリッド蓄電システムを販売している。
連系出力5.9kW、自立出力5.9kVA、全負荷200V出力を標準仕様とし、大容量から小容量までそろえる。後からV2Hスタンドを増設することもできる。
家庭用蓄電システムには、蓄電容量4.1kWhの基礎工事不要の超小型軽量から、16.6kWhの業界最大容量まで取りそろえる。小型軽量、低価格、設置工事不要のポータブルタイプ蓄電システムも販売する。
V2Hシステム「EVパワー・ステーション」はEV・PHV・FCVに接続して家庭へ給電できる。自動車の荷室に収納できる外部給電器「パワー・ムーバー」(4.5kW出力)、「パワー・ムーバーライト」(3.0kW出力)とともに拡販していく。
産業用蓄電システムは電力変換出力10~数百kW、蓄電池容量16~数百kWhに対応。DCリンクV2X付き蓄電システムを新開発した。EV・PHV用急速充電器は200kWマルチに加え、100kW出力(2口)、50kW出力(1口)を今月から販売している。