2022.10.12 【日本ロボット工業会創立50周年特集】日本ロボット工業会創立50周年でシンポ開催 持続可能な社会へロボット技術発信

シンポジウムでは最先端のロボット技術を発信する

▶画像ギャラリーへ

 日本ロボット工業会は、創立50周年記念事業の一環として、10月13、14の2日間、東京ビッグサイト会議棟7階の国際会議場(東京都江東区)で一般公開のシンポジウムを開催する。テーマは「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」とし、ロボット技術などを社会に広く発信する。定員は500人。アーカイブの配信も予定している。シンポジウムは次の通り。

 ◎13日=基調講演「持続可能な社会の有り様とロボティクスへの期待」(Space Port Japan代表理事/元JAXA宇宙飛行士・山崎直子氏)▽セッションA[AIとロボット]「人を幸せにする持続可能なAI・ロボット社会の創造に向けて」~国連「AIのある未来」とProjectGenZAI(ムーンショットR&D事業)から~」(早稲田大学文学学術院/次世代ロボット研究機構AIロボット研究所教授・高橋利枝氏)、「労働生産人口減少に対する、人を中心としたAI・ロボットの活用」(産業技術総合研究所インダストリアルCPS研究センター研究センター長・谷川民生氏)、「AI・ディープラーニングの進展とロボット」(東京大学大学院工学系研究科教授・松尾豊氏)▽セッションB[スマートトプロダクション]「ジヤトコ電動ユニット生産ラインの紹介」(ジヤトコ取締役会長・本田聖二氏)、「持続可能な食糧生産のためのロボット活用」(エムスクエア・ラボ代表取締役・加藤百合子氏)▽セッションC[スマートコミュニティ]「自動配送ロボットが可能にする、より便利で持続可能な社会」(楽天グループドローンUGV事業部UGV事業課シニアマネージャー・牛嶋裕之氏)、「手術支援ロボットへの挑戦」(メディカロイド取締役会長/川崎重工業社長執行役員・橋本康彦氏)。

 ◎14日=特別講演「ロボット産業ビジョン2050~人・社会・環境と共存するロボット~」(東京大学大学院工学系研究科教授/日本ロボット工業会ロボット産業ビジョン策定委員会委員長・淺間一氏)▽セッションD[人とロボットの共生~倫理、安全、法~]「道徳的なロボットを作るには?」(名古屋大学大学院情報学研究科准教授・久木田水生氏)、「人とロボットの共生のための『安全』と『安心』」(産業技術総合研究所インダストリアルCPS研究センターディペンダブルシステム研究チーム長・中坊嘉宏氏)、「人工痛覚による共感、モラル、倫理、信頼の発生から法的位置づけまで」(大阪国際工科専門職大学副学長・浅田稔氏)▽セッションE[人とロボットの共生~ロボットデザイン~]「ロボット時代の創造」(ロボ・ガレージ代表取締役・高橋智隆氏)、「アバターと未来社会」(大阪大学大学院基礎工学研究科教授・石黒浩氏)、「生き物っぽさのデザインと生物模倣設計とのギャップあるいはその接合について」(東京大学大学院情報学環/生産技術研究所教教授・山中俊治氏)▽「パネルディスカッション」。