2022.10.12 JX金属、多様化する需要に応える 資源循環への取り組みも
ターゲットなどが展示されている
電子機器は、私たちの身の回りに欠かせない。JX金属は、多様化する電子材料のニーズに、材料の高純度化技術や金属材料のプロセス技術、粉末冶金(やきん)プロセス技術、分析・評価技術を活用し、“技術立脚型事業"を推し進める。
磯原工場(茨城県北茨城市)は半導体ターゲットなどの製造を行い、電材加工事業の中核を担う。日立事業所のリサイクル事業も加速させたい考え。同社は、茨城県内で複数の工場新設を進め、高まる需要への対応力を強化する。
同時に、環境問題にも力を注ぐ。創業の地にある日立事業所(日立市)は複合拠点として、ガラケーや銅を母材としたメッキくず、家電製品などに使われている電子基板などの「都市鉱山」から金属を取り出す処理も行っている。今後、資源循環の流れを作る取り組みを加速させたい考えだ。
(13日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)