2022.10.18 【CEATEC特集】注目の展示

CEATEC AWARD

 CEATEC2022では、開催趣旨に「経済発展と社会課題の解決を両立する『Society5.0』の実現を目指し、あらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『共創』によって未来を描く。」が掲げられている。

 この趣旨のもと、出展各社のブースでもテクノロジーの革新の発信とともに、テクノロジーを駆使した社会や暮らしの提案、「パートナー」と共に市場創出や事業の拡大、といったコンセプトでの展示構成がなされている。

 テーマ別では「脱炭素/カーボンニュートラル」「5G/通信」「モビリティー」「スマートシティー」「AI」「DX」「NEXTジェネレーション」「データ利活用」「キーテクノロジー」などが重視され、これらのトレンドに沿った製品・技術展示やコンファレンスが実施される。

 中でも各社がフォーカスしているのが、脱炭素/カーボンニュートラル関連。各社のエネルギーソリューション・省エネ技術などを活用した脱炭素/カーボンニュートラル達成に向けた取り組みが紹介される。

 次世代型の高効率太陽電池や、モビリティーの脱炭素化に向けた小型大出力超電導モーター、「家産家消」を目指したトライブリッド蓄電システム、高効率なエナジーハーベスティングセンサーなど、多彩なソリューションが紹介される。

 5G関連では、オールインワンタイプのローカル5G小型一体型基地局の出展をはじめ5G/ミリ波スマートフォンの高機能化をサポートする超小型・高性能な電子部品・デバイスの最新製品・技術が広く紹介される。

 スマートシティー関連では、ヒューマンデジタルツイン技術を活用したQuality of Lifeの向上やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)達成に向けた省エネソリューションなどが紹介される。

 モビリティーでは、自動車市場のメガトレンドである「CASE」を支える先端デバイスとして、自動運転の実現に必須のC-V2X機能搭載通信モジュールや車載LiDARなどが出品される。

 CEATECでは、量産前の参考出品や開発中の製品も多数出品される。

 各社は、CEATEC出展を通じて得られた成果をフィードバックすることで開発のブラッシュアップにつなげるとともに、新しい製品・サービスを生み出す「パートナー」発掘、そしてパートナーとともに市場創出や社会実装を進めていくための重要な場として、積極的な訴求を行う。