2022.11.02 朝日電器「ELPA」がUSBポート搭載電源タップ拡充、独自の丸形形状で利便性向上・省スペースで電源シェア
「ELPA」丸形集中スイッチ付USBタップWLS-LS402RUSB(W)
「ELPA」ブランドを展開する朝日電器は、テレワークの浸透など在宅時間が増加した中で、需要が拡大しているUSBポート搭載電源タップの商品戦略の強化に今期も継続して取り組んでいる。
近年、電源タップはスマートフォンやタブレットなどさまざな電子機器が登場し、充電をはじめ電源が多く必要となるシーンが増加したことで、USBポートを搭載したタイプが登場し、新たな進化の段階を迎えている。
家庭内での電源環境が変化し、同社では昨年11月からUSBポート搭載電源タップとして各種の新製品を投入し、好評だ。今期も新製品の投入に力を入れ、市場ニーズに寄り添っていく。
■同社独自の丸形集中スイッチ付USBタップ
同社では、以前から独自形状の丸形集中スイッチ付USBタップ(コンセント6個口+USB3ポート)WLS-LS602RUSB(W)をラインアップして好評だ。
近年では、ACアダプターが付いた大型のプラグも増えている中で、細長形状のタップの場合、隣のコンセントがふさがって使えないという場合もよくある。
独自の丸形形状は、こうしたほかのコンセントと干渉することなく、大型のプラグを付けても無駄なく全ての個口を使える利便性がある。
ほかにも利点があり、丸形形状のためコンセントの向きが四方に向くことから、例えば会議室のテーブルの真ん中に置けば、会議に参加する全員が電源シェアしやすい。
さらにUSBポートが3ポート付いているため、ここからもスマホやタブレットの充電が可能だ。
加えて、これだけの差し込み口があっても、丸形のため省スペースで、置き場所にさほど困らない。
同製品の発売は2018年で、同社によると発売以降、想定以上の販売につながっているという。発売当時は丸形はほかになく、想定していた会議室での利用用途に加え、コロナ禍で在宅時間が増加したことから、家庭でのゲームやスマホなどの電源確保にも重宝されたという。
■丸形集中スイッチ付USB電源タップ新製品
この好評の丸形集中スイッチ付USB電源タップに、今年5月から同社は新製品を加えた。今回の新製品はコンセント(AC差し込み口)が4個口(USB3ポート)のWLS-LS402RUSB(W)〈オープン価格/参考価格=税込み2110円〉で、従来機よりさらに小型化し、スタイリッシュに進化したモデルとなる。
パッケージも従来タイプよりかなり小型化でき、店舗での売り場でも場所を取らず、より省スペース展示を実現している。
今回の4個口タイプは、販売店より、もっとコンパクト化できないかという要望があったことが、開発のきっかけだったという。
発売後は、6個口タイプと同様に好評で、販売の立ち上がりは順調だという。4個口タイプの販売は年間3万~4万個を想定している。
丸形形状のメリットのほか、さまざまな機能も搭載する。その一つが誘導雷を防ぎ、雷から接続機器を守る耐雷サージ機能の搭載だ。作動中はLEDが点灯する。
また、ショートを防ぐほこり防止扉も採用する。火災原因は、たばこなどの火の不始末やストーブより、電源タップも含めた電気による火災が最も多いため、安全対策に力を入れた。
同社では安全上、電源タップは3~5年を目安に買い替えることも推奨している。
このほか、ブレーカー内蔵集中スイッチも搭載し、全ての差し込み口とUSBポートの電源をまとめて入/切できる。
さらに過電流を検知すると、ブレーカーが作動し自動で電源が切れる。4個口/6個口とも、AC差し込み口は最大1400Wまで使える。
本体は、スッキリ配線を実現するL型プラグを採用(耐トラッキングカバー付き)、コードは保護被覆(二重被覆)付き安全構造となっており、断線に強い。
同社では今後、丸形以外でも幅広いUSB付き電源タップのラインアップ拡充に力を入れ、多様なニーズに応えていく。