2022.11.10 ナノ粒子の表面プラズモン励起緩和過程を観察  名大のグループが日立、日立ハイテクと共同研究

【図1】開発した時間分解透過電子顕微鏡

 名古屋大のグループは日立製作所、日立ハイテクとの共同研究で、100kVレーザー駆動型フォトカソード電子銃(注1)を活用した時間分解電子顕微鏡を実現した。パルス電子をプローブとした電子エネルギー損失分光法を用いて、金ナノ粒子上の表面プラズモン(注2)の光励起緩和過程(注3)をピコ秒時間分解能で測定。光励起したナノ粒子の緩和時間の計測に成功した。

研究概要

 名古屋大学未来材料・システム...  (つづく)