2022.12.02 【年末照明特集】東芝ライテック カメラ付きLED照明「ViewLED」 高天井器具を刷新 専用ビューワーで即確認
リニューアルした「ViewLED」高天井器具
東芝ライテックは、提案に力を入れているカメラ付きLED照明「ViewLED(ビューレッド)」の高天井器具を刷新した。ローカルサーバーの設置やクラウドサービスの契約を不要にし、専用ビューワーを使って撮影した画像をすぐに見られるようにした。
新しい高天井器具は、11月30日から受注を開始した。従来はローカルサーバーを用意する必要があったが、新モデルは自社サーバーを構築する必要がなくなり、ローカルネットワークに接続されたパソコンから専用ビューワー「ViewLED Viewer」で、撮影した画像を簡単に確認できるようにした。
専用ビューワーは同社Webサイトからインストールでき、イニシャルコストを抑えることが可能。新モデルは無線接続タイプもラインアップしており、LANケーブル敷設のための工事費用も削減できる。
長期録画に加え、画像を保存、活用する場合、器具を交換することなく人工知能(AI)を使ったクラウドの画像解析サービス「ViewLED Solution(ビューレッド ソリューション)」に移行できる。クラウド上で画像解析した結果を現場の改善に生かすといった現場のDX化にもつなげることが可能だ。「侵入検知」や「人流分析」など見える化のための分析サポートになる。
IoT技術を生かしたLED照明を展開する半面、変化した社会環境で重要性が高まる市場にも注力している。同社は、深紫外線LEDと光触媒を使った除菌脱臭機「UVish(ユービッシュ)」を昨年7月に発売。その後シリーズ化し、約50畳(200立方メートル)の大空間に対応する「UVish 据置タイプ200」を新製品として10月に発売した。
ユービッシュの第1弾製品は、8畳相当の広さに対応する小型な据え置き型だ。ライテックがもともと展開してきた光触媒技術を生かした製品で、コロナ禍で高まる除菌ニーズに応えることを目指して開発。設置性を高めるために小型サイズにした。
約25畳(100立方メートル)の広さに対応する「据置タイプ100」と、床に設置するスペースがない場所への対応を狙った「壁掛タイプ100」も7月に製品化。10月に発売した新製品と合わせ、小空間から大空間まで幅広い用途への提案に乗り出している。
同社は、ウイルス抑制・除菌用UV照射器「UVee(ユービー)」や深紫外線デスクライトなども取りそろえ、用途やニーズに合わせたウイルス抑制・除菌ソリューションの提案を強化している。