2020.01.20 【エバーライト ジャパン】製品
ローカル デミング技術による液晶バックライト用LEDモジュール搭載の12.8㌅液晶ディスプレイ(左)
ローカル デミングモジュールを開発 有機EL同等の鮮明度
事業の主軸が車載用に移り、車載用LEDの開発を加速している。
数千個のLEDを均一に光らせる新開発のローカルデミング技術を用いた液晶バックライト用LEDモジュール「ローカル デミングモジュール」を開発し、今秋から供給を開始する。有機EL同等の鮮明度を実現しながら有機ELより安く、しかもエッジタイプやセンタータイプの液晶バックライト用LEDモジュールよりきれいなことから自動車のメーター用、ナビゲーション用やノートPC用、モニター用に提案している。
CEATEC 2019でも2016サイズ、製品高さ0.55ミリメートルの5面(上面1、側面4)発光LEDを4.7ミリメートルピッチで64×24個基板実装し、均一に発光させた12.3インチ液晶バックライト用の「ローカル デミングモジュール」を展示。有機ELと同等の鮮明画像を見せた。バックライト実装基板と液晶パネルの距離をこれまでの1.5ミリメートルから業界初の1.0ミリメートルに縮め、1000カンデラ/平方メートルの高輝度を実現した。
CEATEC 2019では「スマートマルチLEDアレイリアランプ」や「うろこランプ」も展示、紹介した。
「スマートマルチLEDアレイリアランプ」は、RGB LED素子とドライバーICを3.5×3.5×0.8ミリメートルのセラミックパッケージにワンパッケージ化した。150mAまでの電流を流せる車載用と、25mAまで電流を流せるアミューズメント用をそろえた。
車載用はテールライト、ブレーキライト、バックアップライトに搭載でき、各種形状、記号、ロゴ、データデザインの表現、情報伝達が可能。流れるウインカー技術で高い視覚効果をもたらすことができる。
「うろこランプ」はうろこ形の導光板を採用した赤色LED。面光源として有機ELに比べて費用対効果が高い。テールランプ用に供給を始めた。2.0×1.6×0.75ミリメートルのSMDセラミックパッケージ。最大700mAの電流を流せる。ライトガイド形状はカスタム対応が可能。