富士通ゼネラルは、寒冷地向けエアコン「ゴク暖ノクリア」ZNシリーズで極寒でも快適な空間を素早く作り上げる。

　ZNシリーズは、高い暖房機能が最大の特徴だ。「ハイブリッドインターリーブ方式」を採用した。大容量コンプレッサーの搭載や熱交換器の最適化に加えて、コンプレッサーの制御技術には高出力と低出力運転を両立させた。2.8kWタイプでは、外気温2度時の暖房能力が9.4kWで、国内家庭用エアコンでトップクラスの暖房能力を実現している。

　除霜運転中も暖房運転を継続して快適な空間を守る「バイパス暖房」を搭載した。従来の室外機は、霜が付着すると運転を停止して約4～15分間の除霜運転を行う必要がある。ZNシリーズは、新たにバイパス回路を搭載して室内外に同時に冷媒を流すことで、室外機に付着する霜の量が少ない間に暖房運転を継続しながら約1～2分で霜取りを実施する。外気温と室外機内部の温度を約1秒に1回の間隔できめ細かく確認することで、適切なタイミングを判断して運転する。「ホットキープ＆クイック除霜」も搭載することで、霜取り運転中も温かさをキープする。

　通年エネルギー消費効率（APF）7.2、期間消費電力量736kWhと、暖房能力だけでなく高い省エネ性も兼ね備えた。

　室外機には、霜取り時の排水などの凍結を防ぐ「凍結防止ヒーター」を内蔵して、外気温マイナス25度の過酷な状況になっても運転を可能にした。室内機内部の風の通り道に防カビ効果のある材料を採用した「防カビ送風路」を新たに搭載。「ノクリアクリーンシステム」も進化している。

　「ウイルカット・フィルター プラス」は、従来のウイルスや細菌の抑制、カビの繁殖防止効果に加えて、新たにアレル物質の抑制効果を追加。「熱交換器加熱除菌」や電気集じん方式の空気清浄機能「プラズマ空清」機能も引き続き搭載している。