2023.01.02 福袋や特価品求め行列 各家電量販店、初売りが活況
ビックカメラ有楽町店の福袋抽選には約450人が並んだ
新春恒例、各家電量販店での初売りが元日または2日から始まった。3年ぶりの行動制限の緩和も相まって、お目当ての福袋や特価品を求め、開店時間前から多くの来店客が並び、幸先の良いスタートを切った。
「仙台市の初売りは日本有数。意識を高く持ち、初売りを引っ張っていく」
昨年11月にヤマダデンキがオープンしたテックライフセレクト仙台あすと長町店(仙台市太白区)で、2日から始まった初売りの応援に駆け付けた上野善紀社長は、こう力を込めた。開店前には500人余りが並び、上野社長自身も記念品を来店客に手渡すなど、初売りを陣頭指揮した。
量販店各社は、新型コロナ感染拡大前の売り上げ水準に戻そうと、幹部が現場に駆け付けるなど力を入れる。
ヨドバシカメラマルチメディアAkiba(東京都千代田区)では、元日の売り上げが昨年を上回った。開店時に2000人超が列を作った初売りでは、パソコンやアップル社の関連商品、デジカメなどがよく売れた。
同店副店長は「お客さまの数が昨年よりも多い。訪日外国人の来店も増えている」と話す。各フロアで特価品を昨年よりも増やし、福袋完売後も来店客が途切れないよう施策を打つという。
ビックカメラ有楽町店(東京都千代田区)も元日、開店前の9時に行った福袋の抽選に約450人が並び「昨年以上の人出」(同店担当者)と年始商戦に期待感を示した。
上新電機日本橋店(大阪市浪速区)は2日の初売りに開店前から約100人の列ができ、福袋のシェーバーや電気毛布などの小物の販売が好調だった。
(3日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)