近畿大学とNTTドコモ関西支社は10日、仮想空間における学生の相互コミュニケーションプラットフォーム「近畿大学メタバース」を開設した。

　学生同士の交流がどのように図られるのかを調査することを目的に、イベント施策を実施する。

　同実証実験では、仮想空間プラットフォーム「NTT XR Space WEB（DOOR）」を活用して、近畿大の学生がキャンパスへ通い、友人らと交流する現実世界の学生生活をアバターで体験できる仮想空間「近畿大学メタバース」を期間限定で開設。メタバース内には「イベントルーム」と「常設ルーム」の二つのルームがあり、イベントルームでは、近畿大情報学部の学生が中心となって考案したイベントや就活相談会といった企画イベントを開催する。

　また、常設ルームには複数のルームがあり、学生同士がいつでも気軽に集まりコミュニケーションをとることが可能だ。

　近畿大学メタバースでは、二つのルームを運営することで多くの学生をメタバース空間に集め、仮想空間における偶発的なコミュニケーション創出への有用性の検証を行う。