2023.01.16 半導体大手・インフィニオンとNGOがタッグ センサーで熱帯雨林の違法伐採など防ぐ
センサーの設置例
米ラスベガスで今月あったCES2023では、サステナビリティーが主なテーマの一つになる中、テクノロジーで熱帯雨林を保護する取り組みを、NGOや半導体大手の独インフィニオン・テクノロジーズなどが発表した。違法伐採の防止や山火事の検知など、地域を保護するためにセンサー技術を活用する。
インフィニオンと連携しているのNGOの活動の中心にあるのは、太陽光発電で動くデバイス。熱帯雨林から音を送信。人工知能(AI )を使ってデータを分析し、森林の脅威になるような音がないか検知する。生物多様性の監視に音響技術などを使う形だる
たとえばチェーンソーの音が検出されば、森林を保護するレンジャーにアラートが届き、現場まで誘導できる。レンジャーの安全性が向上し、広い範囲を監視しつつ、違法伐採から森林を保護することが容易になる。これまでに30カ国で500台を超えるデバイスを展開している。
(17日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)