AIが運転時間学習　すぐに温風を吹き出す

　パナソニックは、フラッグシップモデルの新製品「エオリア」LXシリーズ（2.2k～9.0kW）を主軸に、省エネ・快適空調の実現を提案している。

　給気換気に加え「排気換気」を新たに搭載し、冷暖房しながら「ナノイーX（48兆）」（＝OHラジカル量48兆個／秒）と合わせ、新鮮な空気環境の提供で、高まる空気質ニーズに応える。

　LXシリーズは、室外機から外気を取り込み換気する給気換気に加え、室内の空気を屋外に排出する排気換気を可能にしながら、清潔性と快適性を進化させた。

　新製品は、従来の給気換気に加え、新たに室内の空気を屋外に排出する排気換気を搭載。冷暖房をしながら換気ができる上、室内のにおいや湿気が気になる場合には排気換気に切り替え、こもった空気を屋外に排出する。

　また、「AI快適おまかせ」運転時には、室内外の状況に合わせて、給気／排気換気を自動で切り替えることができる。

　換気（給気）と合わせてパナソニック独自技術であるナノイーXの効果で、換気だけでは取り除けない付着した花粉、におい、カビ菌を抑制する。

　さらに、エアコン内部の清潔性も進化した。フィルターの自動掃除はもちろん「抗ウイルスエアフィルター」を新たに採用した。エアフィルターにはAg＋（銀イオン）に加え、抗ウイルス剤をコーティング。捕集したホコリに潜む菌の増殖を抑制して、特定のウイルスの数を減少させる（SIAA認証取得）。

　これまでのナノイーX内部クリーンによるエアコン内部の「カビ菌の除菌」と合わせて、エアコン内部を清潔に保つ。

　冷暖房機能も進化し、より快適な空間を実現する。暖房をオンにする時間帯を、朝昼晩・曜日ごとに「エオリアAI」が学習。予熱しておくことで、運転スタート後すぐに温風が吹き出す「すぐでる暖房（AIチャージ）」を搭載している（予熱運転により約350Wの電力を消費。1日最大3回、各回最長2時間。要リモコン設定）。

　冷房時には、エネチャージを活用した「エネチャージ極上冷房」に加え、新たに「しっとり冷房」を搭載し、好みに合わせて選べるようになった。

　しっとり冷房は、設定温度に到達した後に、湿度をコントロールすることで、冷房による乾燥や冷えを抑えながら、省エネも実現する。

　「エオリアアプリ」は、リモコンに近い感覚で扱えるように使い勝手が向上している。表示情報が整理されたことで、より直感的に操作ができる。