2023.01.25 「食品ロス削減に」AIが収納状況を予測し整理整頓提案、三菱の新型冷蔵庫
新型MZシリーズで食品ロス削減を提案する
三菱電機が、人工知能(AI)で庫内の食材収納状況を予測する新型冷蔵庫「中だけひろびろ大容量」MZシリーズを27日に発売する。効率的な収納を促し、消費電力や食品ロスの削減につなげる狙いだ。
新製品に搭載された「A.I.予報」は、冷蔵室、野菜室、冷凍室に搭載するセンサーが各部屋の扉の開放時間を計測。扉の平均開放時間をAIが予測し、1~2カ月前と比べて2倍の平均開放時間になると予測した場合に、対象となる部屋の整理整頓や手入れを促す通知を行うものだ。
同社によると、庫内を整理すると扉を開けている時間は1回当たり約半減し、消費電力も最大約7%減らすことができるという。同時に、庫内が見やすくなることで、食材の使い忘れといった状況を減らしやすくなり、食品ロス削減にもなる。
新しいMZシリーズは、庫内容量485リットル、540リットル、602リットルをそろえる。価格は税別39万円から44万円前後を想定。IoT対応を生かし、2月3日から提供を開始する定額課金(サブスクリプション)型見守りサービス「MeAMOR(ミアモール)」も利用できる。
(26日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)