2023.01.31 【エンターテインメント総合特集】日本コロムビア・走裕介デビュー15年記念シングル「篝火のひと」

今年デビュー15年を迎える走裕介

記念シングル「篝火(かがりび)のひと」のアーティスト写真記念シングル「篝火(かがりび)のひと」のアーティスト写真

感謝をテーマに制作 めざすは「紅白」出場 3月22日発売

 今年デビュー15年を迎える走裕介は、3月22日に記念シングル「篝火(かがりび)のひと」(日本コロムビア)を発売する。走は「15年も歌で生きていくことができた。感謝とともに、20周年を見据えた活動を行いたい」と力を込めた。

 15年の活動を振り返り「楽しかった日々」と走。北海道網走市出身の走は、高校卒業後、実家の農業をはじめ漁業やトラック運転などに従事。「昔からできることを模索して、いろいろなことに挑戦してきた」という走は現在、ギターやドラム、ピアノの弾き語り、作詞作曲をはじめ、外郎(ういろう)売り、動画の撮影と編集など、さまざまなことに挑戦している。走は「ファンに楽しんでもらうために何かやりたい」と話す。

 2018年、コンサートでドラムを叩きながら歌唱したところ、これまでにないほどの歓声が上がったという。走は「全身鳥肌が立ち、エンターテインメントとはこういうものだと感じた」と振り返る。

 この経験から、独学でピアノの練習を始めて21年に初めて弾き語りに挑戦した。「リハーサルでうまくできず、やめようかとも思ったが、いま恥をかいた方がいいと、逃げることをやめた」。

 ステージではうまくできなかったというが、その後も練習を重ねて翌年には納得のいく弾き語りができたという。

 走は「音楽がただ好き。プロとして音楽に携わって生活ができることがとにかくありがたい」と話す。プライベートな時間も、音楽に関わる走は「仕事が楽しく、休みはいらない。ライブ構成もファンを思い、自分で作ることが好き」と笑顔を見せる。

 15周年記念曲は、松井五郎作詞、蔦将包作・編曲。安全地帯のファンだという走の希望で松井にオファー。走の要望で「感謝」をテーマにした歌詞が制作された。

 走は「メロディーも今までの曲の中でポップス寄り。憧れの松井先生に作詞いただけて幸せ。多くの皆さまに歌を届けたい」と力を込める。

 今年は「走裕介コンサート2023~15周年、感謝の唄旅!」と題した記念コンサートを10カ所で予定している。

 初日はデビュー日でもある4月1日に出身地の網走市民会館で。走は「デビュー当時から応援してくれた地元からスタートする。直接感謝の気持ちを伝えたい」と話す。

 デビュー15年の節目の年。走は「NHK紅白歌合戦に出場したい」と目標を定める。「地方にも多くのファンがいる。紅白歌合戦に出場することで喜んでいただき、お礼参りとして各地に足を運びたい」と話す。

 ファンへの感謝を胸に、20周年に向けて歩みを進める。