2023.02.01 【冷蔵庫特集】三菱電機 「中だけひろびろ大容量」MZシリーズ

「中だけひろびろ大容量」MZシリーズ

AIで収納状況予測

 三菱電機は、人工知能(AI)で庫内の収納状況を予測する冷蔵庫の新製品「中だけひろびろ大容量」MZシリーズを発売した。効率的な収納を促し、消費電力や食品ロスの削減を訴求していく。

 新しいMZシリーズには、庫内容量485リットル、540リットル、602リットルをそろえた。シリーズで初めての400リットル台となる奥行き65センチメートルの「MR-MZ49J」をラインアップに加えている。

 新製品に搭載された「A.I.予報」は、冷蔵室、野菜室、冷凍室に搭載したセンサーが各部屋の扉の開放時間を計測。扉の平均開放時間をAIが予測し、1~2カ月前と比べて2倍の平均開放時間になると予測した場合、対象となる部屋の整理整頓や手入れを促す通知を行う。

 購入してから2カ月間がAIによる使い方の学習期間で、2カ月後に通知される平均開放時間が基準となる。そこから扉開閉回数と開放時間を計測し、平均開放時間が2倍以上になると予測した場合、1カ月ごとに改善を促す通知を行う仕組みだ。

 冷蔵室の扉や専用アプリに通知されるが、改善された場合には通知は行わない。

 同社によると、庫内を整理すると扉を開けている時間は1回当たり約半減となり、消費電力も最大約7%減らせるという。

 同時に、庫内が見やすくなることで、食材の使い忘れといった事態を減らすことができ、食品ロス削減にもつながる。

 MZシリーズはIoT対応機種なので、同社の家電統合アプリ「MyMU(マイエムユー)」との連携機能も使用可能。遠隔保守機能を新たに搭載したことで、故障時にはアプリに通知してくれるようになった。

 今月3日から提供を開始する定額課金(サブスクリプション)型見守りサービス「MeAMOR(ミアモール)」を利用すれば、離れた家族の生活状況を扉の開閉状況から確認できる。