2023.03.08 「コロコロ」のニトムズ とがったステーショナリーの初ショップ
10日開業のショップ
「コロコロ」で親しまれているニトムズ。日東電工のグループとして、粘着技術に強みを持ち、それを生かし、コアなファンのいるステーショナリー(文房具)も手がけている。そのブランド「STALOGY(スタロジー)」の直営店が10日、東京ミッドタウン八重洲に開業する。ブランドの品を販売する店は京都にもあるが、ブランド直営の常設店(アンテナショップ展開を除く)としては、国内初お目見えになる。
ブランドは「ありそうで、なかったもの」がコンセプト。グループの技術に、日本を代表するクリエイティブディレクター水野学氏のトータルディレクションがかけ合わさって誕生。文房具の本質的価値を再考するなどして展開する。
例えば、横長のノート、机にノートPCがあっても、天板の空きスペースに置きやすいもの。また、ミシン目で切り離せば、付箋として貼りつけられるメモ帳「エディターズメモ」も開発したが、これはメモをそのままノートに貼り移せて、忙しいビジネスシーンで時短につながるアイテム(今回、一定金額以上の購入者に、限定デザインバージョンを数量限定でプレゼント)。
また、「コロコロ」も、粘着性能やデザイン性を向上させ、部屋に置いても悪目立ちしにくいたフラッグシップの新タイプなど、一般店舗では手に入りにくい品もそろえている。
ショップのコンセプトは「あしたの仕事も頑張れるステーショナリーショップ」。良質なアイテムを通じ「仕事のパートナー」を提案する。
コンセプトには訳がある。東京ミッドタウン八重洲は、日本全国につながる新幹線をはじめ、地下鉄、バスなど多彩なモビリティーの結節点で、10日に全面開業。日本の玄関口といえる街・八重洲のランドマークになる。
それだけに、周辺のワーカーや出張者など、様々な「働く人」を応援しようという狙いだ。
担当の同社経営インフラ統括部ブランド企画部主任の星貴代美さんは「当グループでは異例のBtoC事業でもあり、直接、消費者のお声を聞いて、商品開発にも反映させていきたい」と意欲を示す。
(9日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)