2023.03.29 【関西エレクトロニクス産業特集】東亜無線電機 後付けセンサーユニットとコラボ、サブスクをスタート

後付けセンサーユニット Salta

 東亜無線電機は、アナログ計器のデータ化が可能な木幡計器製作所(大阪市大正区)の「後付けセンサーユニット Salta(サルタ)」とコラボしたサブスクリプションサービスをスタートした。クラウドサービスと連携し、アナログ計器の見える化を手軽にできるシステムに仕上げた。同社ではウェビナーを活用した商品セミナーを定期的に実施しており、このサービスの説明会を検討する。

 サルタはアナログ計器に後付できるIoTセンサーユニット。計器の指針中心軸に磁気センサーを取り付け、計器の針の向きを計測。センサーの電源は電池式で1年間の稼働が可能。可視化したデータはBTでゲートウェイ端末に転送。端末からクラウド経由で見ることができる。データはCSV出力やトレンドチャートにすることも可能だ。

 ものづくりの現場やアナログ計器を使用するプラント施設、ホテル業界、船舶などに有効。稼働中の既設計器にも、簡単にユーザー設置で機械式計器のIoT化が可能だ。

 同社では、昨年から扱う製品のプレゼンテーションセミナーをWebで展開している。毎回30~40人が参加する。今後は同サービスを説明するウェビナーの開催も検討。導入の敷居が低いサブスクとして提案する。