2023.04.13 長崎市科学館で企画展 「三種の神器」など昭和家電の進化たどる 来月28日まで

高度経済成長期に登場した「三種の神器」などを展示

 1950年代後半に「三種の神器」と呼ばれた白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫など昭和の家電製品を紹介する企画展「昭和家電を科学する」が、長崎市油木町の長崎市科学館で開かれている。5月28日まで、入場無料。

 暮らしの利便性を支える家電の進化の歴史と、開発に至る発想や工夫を知ってもらう。

 昭和家電のコレクター森下寅松さん(同県在住)のコレクションなど64点を展示。

 真空管を使った早川電機工業(現シャープ)のラジオ「シャープダイン受信機」や、松下電器産業(現パナソニック)の「DX―330」のほか、ローラーで衣類を脱水する自動反転洗濯機や白黒テレビなどが並ぶ。

 家電のデジタル化を解説するコーナーでは小型化・多機能化を実現したICチップの仕組みなどを説明している。

 子どもたちには物珍しい品が並んでいるが、大人にとっては思わず「懐かしい」と声が上がる様子も。

 会場には磁石式電話機の体験コーナーや蓄音機で昭和歌謡を聴くレコード鑑賞会、ラジオ製作体験などイベントも用意されている。