2023.04.14 ヤマダ、「創業地」で超大型店を14日オープン、午前6時前から列
開店直後に混み合う店内
ヤマダデンキが14日、創業の地である群馬県吉岡町に約1万3880平方メートルの超大型店をオープンした。午前6時前から列ができるなど地元でも注目度が高く、関越自動車道・駒寄スマートインターチェンジを降りてすぐの立地であるため、埼玉や新潟などの広域商圏もターゲットにした店舗だ。
オープンしたのは、家電や家具、インテリア雑貨、リフォームなど日本最大級の品ぞろえを誇る「テックライフセレクト前橋吉岡店」。ヤマダが家電店を始めたのは1973年で、「ヤマダ電化サービス(当時)」として現在のパナソニック系列店として家電の販売を開始。「街の電器屋さん」として吉岡町の客宅を一軒一軒回ってきた。
ヤマダは、50年前に24平方メートルの店舗面積からスタートしたが、新店はその578倍の規模。家電量販店最大手の存在感や力を、50年の時を経て創業地で発揮した形だ。
創業地への出店は思い入れが強く、オープン前には異例の35万枚以上という大量のチラシを配布したほか、通常1週間ほど前からのオープン告知のテレビCMを2週間前から展開した。108人の体制で2フロア構成の新店の隣には大型商業施設「ジョイホンパーク吉岡」が26日にオープンし、相互集客にも期待がかかる。
(18日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)