2023.04.28 【イヤホン特集】パナソニック 完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」 リアルな高音質追求

「EAH-AZ60」(右)と「同AZ40」

 パナソニックは、高級オーディオ「テクニクス」ブランドで展開する完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」に加え、コンパクトさを追求した「同AZ40」を訴求する。

 直径8ミリメートルのダイナミックドライバーを搭載するAZ60は、リアルな高音質を追求したモデル。振動板にはバイオセルロース素材を採用して広い帯域を余裕を持って再生可能にするとともにLDAC再生に対応し、ハイレゾ再生を実現する。

 高音質を追求するために、音響技術にこだわって開発されている。搭載した「アコースティック コントロールチャンバー」は、ドライバーの後端に空間と調整通気孔を設けることで、ドライバーの空気の流れを精密に制御。中域の中だるみや低域の伸びを改善して力強く正確な低音を再現している。「ハーモナイザー」は、ドライバーの前の空間形状を最適化することで、良好な高域特性を実現した技術。高域音圧の凹凸を少なくして、高域の伸びを改善し自然な高音を再生する。ドライバーの広帯域再生能力を引き出す音響構造で、他社製品との差別化を図っている。

 これらの音響技術は、直径6ミリメートルのダイナミックドライバーを搭載した小型モデルのAZ40にも実装されている。

 Web会議などでも使いやすいように、独自の通話音声処理技術「JustMyVoice」を備える。発話者の音声帯域に絞って二つのマイクで拾い上げ、声とそれ以外の音を区別してノイズを低減する「ビームフォーミング」、独自アルゴリズムで発話者の声の帯域を特定する「音声解析」、風切り音が発生しにくい構造を採用した二つのマイクで、風切り音を検知・低減する「風切り音対策」-の三つの技術を駆使したものだ。

 専用アプリを使えば、自分の声を録音し、相手に伝わる音を事前に確認できるほか、イヤホンの平面部を通話中に2回タップするとミュートに設定できるなどの便利機能も実装する。

 また、AZ60には、耳の外側のマイクにはデジタル制御、内側のマイクにはアナログ制御を施す「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」で優れたノイズキャンセリング性能を実現。従来機種よりも接触面積を約3割増やすとともに周辺部と中心部でシリコンの硬度を変えることでフィット感と遮音性を両立している。

 同社は新生活応援キャンペーンを展開中。AZ60などの対象機種を5月7日までに購入し、23日までに応募すると、3000円分などの製品に応じたデジタルギフトがもれなくもらえる。さらに若年層へのテクニクスブランドの認知拡大を目指し、30歳以下限定でカフェなどで使えるギフト券が抽選で当たる。