パナソニックは、高級オーディオ「テクニクス」ブランドの完全ワイヤレスイヤホン最上位機「EAH-AZ80」を15日に発売した。

　AZ80は、広帯域再生ができるよう音響設計と機構構造、回路設計を刷新。有線イヤホンで採用しているアルミニウム振動板に加え、10ミリメートルドライバーを搭載したことで、力強く原音に正確な音を再現できるようにした。

　装着感にもこだわり、300個以上を試作し、装着試験は延べ234人に実施。耳を圧迫する力に頼らずに装着できる形状を実現した。イヤピースは耳のサイズに合わせて7種類から選べる。

　音質の追求に加え、通話機能も強化している。左右合計八つのマイクを搭載し、独自の通話技術で話し手の声だけがクリアに聞こえるようにしている。強風が吹いている環境でも相手に声が届きやすくしている。

　ノイズキャンセリングはデジタルとアナログの制御に加え、イヤホンの外側と内側のノイズを最適に処理することで業界最高クラスを実現。会話帯域のノイズキャンセル性能がさらに上がっている。3台同時に接続できるマルチポイント機能にも対応している。

　OTOTENでは、昨年発売から50周年を迎えたターンテーブル「SL-1200シリーズ」の最新モデル「SL-1200MK7」で、日本を代表するDJのナツ・サマー氏と垣畑真由氏による実演を行う。

　Hi-Fiオーディオでは、グランドクラスのシステムをオーディオ評論家・小原由夫氏や岩井喬氏が解説する試聴セミナーも開催する。

　ほかにもアナログレコードの制作現場を紹介するセミナーなど、ブースではさまざまなプログラムを用意している。