2023.07.20 5番目は炊飯器、パナソニックが「ビストロ」シリーズ拡充 25年に売り上げ200億円以上へ
新たに「ビストロ」の仲間入りを果たしたVシリーズ
5番目の「ビストロ」シリーズに炊飯器が追加された。パナソニックは20日、オーブンレンジや自動調理器などの調理家電でシリーズ化している「ビストロ」に炊飯器を追加し、2025年におけるビストロの売り上げを200億円以上に引き上げる方針を発表した。ビストロは22年度で約100億円の規模で、倍以上を狙っていく。
9月上旬に発売するのは、可変圧力IH炊飯器の最上位機「ビストロ」Vシリーズ。10万円を切る価格設定で幅広いユーザー層にアプローチする狙いだ。
同社にとって調理家電では、オーブンレンジと炊飯器の売り上げ構成が大きい。今回、炊飯器をビストロに加えたことでシリーズの売り上げを一気に拡大する考えだ。
価格も10万円を切る設定で、「若年層や高齢者層など本格的な調理がしたい方だけでなく、料理が苦手な層にもビストロを提案する」(同社くらしアプライアンス社常務キッチン空間事業部・下林伸行調理機器ビジネスユニット長)。
Vシリーズの価格は5.5合炊きSR-V10BAが税込み9万9000円前後、1升炊き同V18BAは同10万4000円前後を想定。今後、ビストロシリーズの拡充も視野に入れており、まずは炊飯器のラインアップ展開の一環でビストロを増やすなどを検討している。
(21日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)