2023.09.04 【電波時評】スト契機に労働者目線の人的資本経営を
ここ連日、新聞紙面に「ストライキ」という見出しが躍っている。大手百貨店そごう・西武の労働組合が雇用維持を求めて西武池袋本店(東京都豊島区)で決行したストがきっかけだ。百貨店では約60年ぶりとなる事態を機に企業経営者は、労働者を働く道具ではなく、大切な「人的資本」として認識する必要がある。
ストは労働法で定められた争議行為の一つ。労働者が経営側に賃上げや労働条件の改善などを求め、まとまって働くことを拒否する。憲法に基づく「団体... (つづく)