2023.09.22 【掃除機特集】ケルヒャー ジャパン スティック掃除機、日本初投入 吸引力・軽さなど主眼
「VCS 3」(左)と「VC 6」
ケルヒャー ジャパンは、日本向けに開発した充電式スティック掃除機「VCS 3」を15日に発売した。同社がスティック掃除機を日本で発売するのはこれが初めてで、日本チームがコンセプト段階から参画して開発した製品だ。
VCS 3は、日本人がスティック掃除機に求めるトップ3の「吸引力」「運転時間」「軽さ」に主眼を置いて開発された。エルゴノミクス(人間工学)に基づいた小型でシンプルな設計を採用しており、「U字」のハンドルは握りやすい。動かしやすいフロアノズルでストレスフリーな掃除を可能にした。
六つのサイクロンを搭載したマルチサイクロンシステムを採用し、パワフルな吸引力を実現。フィルターが詰まりにくく、吸引力も持続する。吸引した微細なほこりを含む空気は、HEPAフィルターなど5段階のフィルターを通してよりきれいな空気にする。
フロアノズルに採用した15Wのモーターが吸引力をサポートするとともに、搭載するLEDライトで暗い所のほこりも照らす。また、フラッフィーローラーの採用により、髪の毛が絡まりにくい。
バッテリー残量が20%を切るとランプが緑色から赤色に変わる。同時にモードを自動で1段階落とし、より長い時間掃除できるようサポートする機能も備えた。運転時間はエコモードで40分、標準モードで18分、強モードで10分。本体重量は1.8キログラム。
グローバルモデルである「VC 6」も同時に発売した。パワフル吸引を持続する25・2Vのバッテリーと大容量ダストコンテナを搭載し、ごみやほこりをしっかり、たっぷり回収できる。
フル充電でブーストモード11分、標準モード50分という最長クラスの運転時間を実現した。3本のランプでバッテリー残量を分かりやすく表示する。
付属のフィルタークリーニングツールを使えば、面倒な吸気口フィルターの手入れも手を汚すことなく簡単にできる。本体重量は2.6キログラム。
ケルヒャー ジャパンは今年で設立35周年を迎える。業務用高圧洗浄機や床洗浄機などのほか、家庭用ではスチームクリーナーやガーデンツールなどを日本で展開している。スティック掃除機をはじめ、家庭用製品のラインアップを日本でも広げていく方針だ。