2023.09.27 【関西エレクトロニクス産業特集】岡本無線電機 SDGsの取り組みに注力 自治体支援へ寄付金など

本社社屋

 岡本無線電機は、最新技術で高品質な電子部品・電子機器の販売を通じて人々の暮らしや社会問題を解決し、より良い社会(Society5.0社会)実現のための活動を推進している。拠点のある自治体に企業版ふるさと納税や医療支援のための寄付を実施。SDGsに役立つ取り組みの一助にする。

 同社は幅広い電子部品メーカーの商品群の中から、顧客のニーズに最適な部品を選定・組み合わせた機能化提案に注力。供給した部品が製品化され、人々の暮らしをより良く、快適にすることから、事業活動そのものがSDGsにつながると考えている。

 昨年、SDGsの13番「気候変動に具体的な対策を」の観点から、カーボンニュートラルシティーを掲げる福岡県大野城市に企業版ふるさと納税を行った。「市内に拠点があり、脱炭素社会への貢献という意味で行った。お世話になっている地域に貢献したいという思い」(岡本崇義社長)。また、3番「すべての人に健康と福祉を」という観点から、拠点のある自治体に新型コロナウイルス感染症対策支援のため寄付を行った。

 同社は3月に「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」に認定された。岡本社長は「働く仲間が健康でなければ、継続して良い仕事ができない。社内の活性化につなげたい」と語った。