フェイスブックを運営する米メタは、対話アプリを通じて同社の生成AI「メタAI」の試験提供を、米国で始めると発表した。メガネ型の端末(スマートグラス)にもサービスを搭載する。指示を入力することで、情報検索や画像生成などができるようにする。十億単位のユーザーのいるアプリなどを通じて、浸透を図る。

　開発者向けの会議での発表によると、同社の「メッセンジャー」やインスタグラム、フェイスブックなどを通じて、まず英語ユーザーに展開。同社の大規模言語モデル、Llama(ラマ)2を活用する。

　たとえば「水彩画のように」「雑誌や新聞のコラージュ」といった入力を通じて、画像が生成される。米国で10月発売のスマートグラスにも搭載する。

　同社はまた、「レイバン」ブランドとの共同開発品も発表。普及価格帯のVR端末「メタクエスト3」も予定する。

　(29日の電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です)