2023.10.02 各地域電器店、残暑収まり店内装飾も秋らしく

調理家電の展示棚を増設したでんきのアズ八女店

 異例の厳しい残暑がようやく収まり、季節は秋、そして冬へと進み始めた。各地域電器店では、店頭に調理家電をはじめ季節商品を並べ、店内装飾やPOPに秋の彩りを加えるなど商戦を本格化している。

 住まいるでんき館ダイコク(大阪府高槻市)では「秋のモチーフで店内を飾り、オリジナルのPOPなどで個展を盛り上げたい」と語る。13、14日に開く個展では炊飯器の新製品を積極提案する。実際に炊いたご飯の試食も検討している。店では「年末年始の個展では、クリスマスツリーや南天の植木などを飾って季節感を出したい」と話す。

 顧客にとって居心地が良い店づくりを考え、日頃から店舗内装に工夫を凝らしているのが、でんきのアズ八女店(福岡県八女市)。商品棚や各コーナーを観葉植物や木のオブジェで彩り、リラックスできる空間を作る。10月末日の祭事「ハロウィーン」をイメージした飾りで秋商戦を演出している。

 パナソニックの最新のIHジャー炊飯器「ビストロ Vシリーズ」の横には解説動画を流す小型モニターを設置。店舗入り口には調理家電を展示する棚を4つ増設した。内装にマッチした木製棚にアラジンやバルミューダのデザイン家電が並び、おしゃれな雰囲気を演出。「お客さまに楽しんでもらいたい」と店では話す。

 福島ダイイチ家電(福島市大平寺)も、9月上旬から店内をハロウィーン仕様に衣替え。長引く猛暑で店内装飾を変えるタイミングを迷っていたが、例年通りに模様替えした。店では「暑い日が続き、季節感がなかなか感じられないでいたが、ようやく秋が近づいたようだ」と話す。

 (3日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)