JX金属は、省エネや省資源など持続可能な社会の発展に貢献する各種先端素材・技術を幅広く紹介する。初日の午前10時には、特別講演も予定する。

　主な出展は、情報通信とモビリティーの高度化に貢献する各種高機能銅合金をはじめ、化合物半導体や二次電池用ニオブ化合物など、持続的社会の実現に貢献するさまざまな金属・セラミックス材料など。

　さらに、プリンテッドエレクトロニクス用銅インク、人工光合成用光触媒、磁気冷凍球といった開発品も合わせて展示する。太陽光発電のさらに先も見据えた技術など、アーリーステージのものも披露。加えて、サステナブルな銅の供給と循環に関する取り組み、廃車載リチウムイオンバッテリーからの高純度金属塩回収リサイクル技術といったサーキュラーエコノミー構築に向けた取り組みも紹介する。

　銅合金で紹介する開発品は、▽Cu　めっき付き高強度チタン銅箔〈どうはく〉（カメラモジュールなどの高機能電子部品の大幅な生産効率の向上）▽導電性に優れたチタン銅（強度を保持しつつ、導電性を向上）▽極薄コルソン合金箔〈きんぱく〉（スマホなど各種コネクターで一層の小型化・狭ピッチ化と通電量の増加に対応）▽導電性と耐熱性に優れた銅合金、を予定している。

　特別講演では、開発方針や先端材料研究の今後と展望などが詳細に説明される見込み。出展を通じて「当社が先端素材のグローバルリーダーとして経済・社会の持続的発展に貢献していることを発信したい」としている。【ブースは6ホール、小間38-59】