2023.10.13 【電波時評】バーチャル技術で万博の方向転換を

 2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の会場建設を巡り、準備の遅れなどの問題が次々と表面化している。建設費の上振れも指摘されており、半世紀前の大阪万博の高揚感には及ばない。万博の在り方を問い直す必要があるのではないか。

 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、25年4月の開幕を目指す大阪・関西万博の開催まで2年を切った。舞台は、大阪市の臨海部に位置する人工島「夢洲(ゆめしま)」。万博協会が公表した基本計画によると、四方を...  (つづく)