2020.04.01 【電波時評】中長期の拡大が期待される自動化関連投資

 産機・FA市場向けの電子部品需要の低迷が長期化している。だが、自動化・省人化関連投資はいずれ、力強い回復が確実視される。電子部品企業としては、中長期視点でのビジネスの深耕が求められる。

 電子部品市場では、18年夏頃から、産機・FA市場向けの受注にブレーキがかかり、その後も当初の想定以上に調整局面が長引いている。背景には、スマートフォン市場の飽和や世界的な自動車販売の低迷、関連する設備投資需要が減少し、特に米中貿易戦争の長期化...  (つづく)