2024.01.22 【観自在】江﨑浩(えさき ひろし・東京大学大学院 情報理工学系研究科教授) 言語化・文字化は文章化に及ばず
自分の意見を発表する方法としては、口頭のみ(原稿ありと原稿なし)、スライド、文章化の三つの方法があります。順番にその論理性が劇的に向上することを実感します。
イベントなどでのあいさつは、口頭で行うことが多く、聞き手側がアナログの音の聴覚情報を言語化・文字化しています。脳中で文字化された文章を理解する手順であり、自身の速度で、詳細の再考や確認を行うことは容易ではありません。
したがって、非論理的な話をした... (つづく)