2024.02.09 シチズン、ispaceの民間月面探査プログラムとコラボした「シチズン アテッサ」を発売

「シチズン アテッサ」HAKUTOーRコラボレーションモデル

 シチズン時計は、最先端技術を搭載した光発電エコ・ドライブ電波時計「CITIZEN ATTESA(シチズン アテッサ)」から、ispaceの民間月面探査プログラム「HAKUTOーR」とのコラボレーション限定モデル3モデルを3月7日に発売する。

 同社は、月面資源開発に取り組む宇宙スタートアップ企業であるispaceのHAKUTOーRプログラムにおいてコーポレートパートナーとして、19年からプログラムの支援を始めた。23年に月面着陸に挑戦したミッション1、24年冬に打ち上げ予定のミッション2ともに、ランダー(月着陸船)着陸部パーツには、シチズンのスーパーチタニウムが使用されている。ミッション2打ち上げに向け、現在も開発が進行中。3月7日に発売する「『シチズン アテッサ』HAKUTOーRコラボレーションモデル」は、HAKUTOーRのランダーが目指す月をコンセプトにデザインされたモデルとなっている。

 発売するのは、「CC4065ー61Y」「BY1008ー67L」「BY1009ー64Y」の3モデル。希望小売価格は、18万1500円から37万4000円(税別価格16万5000円~34万円)。数量は世界限定1900本~2400本。

 「CC4065ー61Y」は、アテッサで初となる全面白蝶貝製の文字板の上に、着色したもう1枚の文字板を重ねて月の模様を表現、バンド中駒には結晶チタニウムを用いた。一つひとつ異なる表情を持つ素材を組み合わせ、夜の月影を表現した。時刻情報のみの受信では、世界最速レベルの「最短3秒」で受信、ホームタイムの時針と分針を高速で稼働し時刻を表示する光発電エコ・ドライブGPS衛星電波時計の最上位ムーブメントF950を搭載している。

 「BY1008ー67L」「BY1009ー64Y」は、HAKUTOーRの技術力やシチズンの開発技術力を表現したメカニカルな印象の文字板にインクを用いて色と凹凸を同時に施し、立体感を出すことで月の模様を大胆に表現した。どちらも電波受信した日付情報からムーブメント内でその日の月齢を計算し、ムーンフェイズ部分に自動表示する「ルナプログラム」を登載。りゅうずのみの簡単操作で、世界24時差の時刻とカレンダーを表示するダイレクトフライトを装備。