2024.02.14 6Gで国際間の動き 業界団体がロードマップ、米プリンストン大は連携組織
プリンストン大のサイトから
次世代通信技術6Gの研究・開発へ向けて、国際間の動きが進んでいる。米欧の通信業界団体が6Gネットワークへ向けて連携して進めるロードマップを策定、各分野での協力を打ち出した。また米プリンストン大は、産学連携プログラムを創設。半導体や通信大手が創設メンバーとして相次いで参画を打ち出している。
米欧の連携で、業界団体がまとめたロードマップでは①持続可能性(環境や社会、経済面での取り組み、環境負荷低減)②半導体研究(マイクロエレクトロニクス関連、特に中周波数帯からサブテラヘルツ帯関連で)③クラウドアーキテクチャー(利害関係が異なるステークホルダー間のインターフェース)④オープンネットワークの強化(高い技術レベルへ)⑤AI(人工知能)、機械学習関連(AIモデル開発など)⑥レジリエンス(サイバー攻撃への対応、信頼性強化など)、を柱に掲げる。
一方、プリンストン大が立ち上げたのは「NEXTGイニシアチブ産学連携プログラム」。産学連携を通じて、クラウドやエッジネットワーク、インテリジェントセンシング、ネットワークの回復力(レジリエンス)などのさまざまなトピックで、新技術の採用を加速し、イノベーションを図る。
サムスンの組織であるサムスンリサーチアメリカ(SRA)のほか、米インテルやクアルコムのほか、フィンランドのノキアやスウェーデンのエリクソンといった北欧勢、英ボーダフォン、台湾メディアテックなど、世界の主要な半導体・通信関連企業が加わる。
(2月15日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)