2020.04.15 家電量販店 派遣社員などで新型コロナ感染広がる
家電量販店で、メーカーからの派遣社員などが新型コロナウイルスに感染していたケースが増えている。
ヤマダ電機は15日、テックランド唐津店(佐賀県唐津市)でクレジット会社の派遣社員1人が、新型コロナウイルスに感染していることが判明したと発表。
同日午後から同店を休業し、消毒作業に入った。アルバイトを含む約30人の店舗人員は全員自宅待機とした。
クレジット会社社員は今月5日、正午から午後7時まで唐津店で勤務。その後発熱し、13日にPCR検査を実施。14日に陽性と判明した。
ヤマダは社員と取引先に経過観察を呼び掛けるとともに、濃厚接触の可能性がある社員などを調査している。現時点では来店客との濃厚接触は確認されていないという。
9日にはヨドバシカメラが、マルチメディア横浜(横浜市西区)で勤務していたメーカー販売促進員1人から新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを明らかにした。
メーカー社員は4月1日に発熱の症状があり、2日に医療機関で受診。4日にPCR検査を実施して7日に陽性と判明した。
これを受けてマルチメディア横浜は、9日から2週間同店社員を自宅待機とし、店舗も当面休業することを決めた。さらに13日には、緊急事態宣言の対象地域にある16店舗の休業措置に踏み切っている。
エディオンは8日、御影店(神戸市東灘区)に勤務していたメーカーからの派遣社員1人が、新型コロナウイルスに感染していたことが判明したと発表。
同日から同店を休業している。「保健所の指導に従い、対応していく」(経営企画部広報課)としている。