2024.02.20 米キーサイトが6Gの可能性を解説 商業ベースは2030年ごろ想定

6Gプログラムマネージャーのニコラス氏

 米通信計測機器大手のキーサイト・テクノロジーは20日、日本法人の新宿オフィス(東京都新宿区)で第6世代移動通信システム「6G」に関するメディア説明会を開催した。

 6Gプログラムマネージャーのロジャー・ニコラス氏が6Gについて解説。最終的に商業ベースに乗るのは2030年ごろを想定する。5Gまでは付加的機能だったAI(人工知能)が6Gでは当初から基盤として活用されていくと予想する。

 モバイルデータ消費量の増加、新ビジネスへの広がりなどを踏まえた6Gの必要性をはじめ、利用が検討されている周波数帯、国際的な会議の状況、非地上系ネットワークなど、説明は多岐にわたり、ニコラス氏は「産業界にとって6Gは革新よりも進化である。5Gではビジョンであったものが6Gでは主流になる」と述べた。