2024.02.21 白物家電への支出低調 1月出荷金額が3カ月ぶりに減少
大型家電では唯一エアコンが出荷台数を伸ばした
白物家電の1月の出荷金額が3カ月ぶりのマイナスとなった。大手家電が加盟する日本電機工業会(JEMA)が21日に発表した白物家電の1月出荷金額は、前年同月比5.4%減の1663億円。白物家電への支出が低調で、大型家電ではルームエアコンを除く冷蔵庫、洗濯機が2桁以上の減少となった。
1月単月では過去10年平均の1630億円を上回る出荷実績。これは製品単価の上昇が影響している形だ。
製品別の出荷台数は、エアコンが3.9%増の50万7000台で過去10年平均を上回る水準を維持。その他の主力製品は軒並み前年割れの状況。冷蔵庫は6.8%減の21万7000台、洗濯機は12.3%減の28万7000台、掃除機は8.0%減の38万5000台など。
一方、出荷を伸ばしたのは食器洗い乾燥機。7.1%増の6万台となったほか、高級機が人気のヘアドライヤーも4.1%増の39万8000台となった。
(22日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)