2020.04.27 【テレワーク特集】JBCC 社内外コラボ実現へチームズ提案
JBCCは、在宅勤務やテレワークを行うためのソリューションメニューを用意するとともに、テレワークで必要不可欠になる社員間でのコミュニケーションやコラボレーション(協働)を効果的に行うための支援を強化している。
社内外のコラボレーションを実現するためのツールには「マイクロソフト・チームズ」を提案。既に自社内でも活用を本格化しており、ここでのノウハウを顧客にも展開している。
JBCCでチームズの活用を推進するソリューション事業部ソリューションデザインセンターの齋藤晃介コラボレーションエバンジェリストは「テレワークの際には、電話やメールといった従来のコミュニケーションでは不十分な点が多いため、マイクロソフトのオフィス365を活用するハブとなるチームズの活用が有効だ」とする。
チームズは、音声通話やビデオ通話に加え各種資料の共同作成や共有も可能。チャットもすぐにできる。ただ課題もあり、これまでのコミュニケーションと違うため、抵抗感を持つ人も多かった。
そこで同社は、昨年から自社でチームズを活用してきたノウハウを組み入れた独自の「マイクロソフトチームズ・ワークショップ」をスタートした。
ワークショップは「コミュニケーションの課題」「情報共有の課題」「チームワークの課題」という企業が抱える課題を洗い出し、チームズで解決できるかを導き出していくもの。齋藤氏は「ワークショップで具体的に課題を解決できるようにしていく」と話す。
実際、ワークショップには同社の経験が多く反映されている。1年以上前からソリューション事業部門で導入し、現在約200人規模で活用しているため、そこで積み上げたノウハウも豊富。
ワークショップでは導入前の課題の洗い出しから実際の使い方の支援、導入後の活用、定着まで支援していく。
同社で活用している社員もワークショップに参加し、参加企業と一緒になって議論ができることも特徴になっている。
19年秋からスタートしたワークショップは基本編と応用編の2種を用意し、企業の求めるレベルに応じてプログラムを進める。
既に50社以上が実施し、具体的な導入案件にもつながってきている。併せてテレワークの実践としてWeb会議「ズーム」の活用を支援するWebセミナーも開催している。
現在はチームズを活用するためにパートナーのクラウドサービスと連携したソリューション提案も本格化。既に7ソリューションを用意し「要望に合わせてアプリケーションを組み合わせ、チームズを使いやすくしている」(齋藤氏)という。
ほかにもテレワークの導入を支援するためのメニューをそろえ、ペーパーレス化やファイル共有、セキュリティなど在宅勤務に必要となるサービスも行う。
リモートアクセスの環境を最短一日で実現できるサービスも始めた。引き続き在宅勤務の導入など、幅広い要望に応えていく構えだ。