2024.03.29 【業務用無線特集】アルインコ 特定小電力トランシーバー、ブルートゥース対応強化

ブルートゥース対応の特定小電力トランシーバー「DJ-P422B」

 アルインコは、ブルートゥース対応機能を強化している。3月下旬に発売したのは、ブルートゥース対応の特定小電力トランシーバーのベーシックモデルと無線連結中継対応のアップグレードモデルの2機種。また、市販ブルートゥース用送信ボタンスティック2機種も同時に発売。ワイヤレスマイクの使用環境を推進し、ケーブルレスの快適さなどを提案する。

 特定小電力トランシーバーは交互通話と交互中継通話に対応するベーシックモデルの「DJ-P421A」、4台までの中継器を結んで通話エリアを大きく広げる無線連結中継通話などに対応した「DJ-P422B」。両機種ともワイヤレスマイクに対応し、IP67耐塵(じん)防浸型で工事現場や工場現場、サービス業など、ハードな環境に対応する機種。

 DJ-P421Aは特小無線用全47chを実装し、単信交互通話と中継通話に対応。交互通話では約30時間、ワイヤレスマイク使用時の交互通話約16時間の使用可能時間でビジネスユースにも十分に対応。充電式Ni-MHバッテリーのほか、入手しやすい単3乾電池1本でも作動する。

 DJ-P422BはDJ-P421Aの機能に加え、4台までの無線連結中継通話や設定が容易なエアクローンに対応しただけでなく、着信バイブレーターも実装した。電力消費が大きいワイヤレスマイク使用の連結中継でも9時間使用可能。対応する無線連結中継「DJ-P116R」などの中継器を4台まで設置して、直線方向に通話距離を伸ばしエリアを確保する。

 アクセサリーとして同時発売したのが、市販品のPTTキーがないブルートゥースマイクやヘッドセットを無線機で操作するときに使用する送信ボタン2機種。PTTスイッチ、スティックタイプの「EDS-45」と指にベルクロテープで固定する指巻タイプの「EDS-46」。ボタンを一度押したら次に押すまで送信状態を保つハンズフリーも可能だ。

 動作を確認したあっせん品の骨伝導ヘッドセット「EME-SW025」も用意した。