省エネ商材を主に手掛けているメーカー商社の長府工産（山口県下関市）は、5日に全社会議を行い、あわせて入社式を実施した。

　今年度の新卒採用は4人で、大学院卒1人、大卒2人、専門学校卒1人で、4月から代表取締役に就任した井村隆社長が入社祝い金とともに辞令を交付した。

　井村社長は新入社員に向けて、「10年後にこうありたい、20年後にはこうありたいという夢があると思う。その夢をまず持ってください。そして今自分に足りないことを一つずつ埋めていく。それがあなた方の成長になり、会社の成長につながります」とあいさつした。

　新入社員代表として村松連さんが「これから私たちは会社の経営理念をよく理解し、社員の七つの心得を日々実践するとともに、長府工産の一員として不断の努力と成長を通じて社業発展に貢献する」と決意表明を読み上げた。

　大卒向け採用活動ではオンラインを活用。社がある山口県外とも接点が持てるようになったことで、前年同様に県外の大学からの入社となった。企業内容を理解してもらえるよう、SNSやホームページでも積極的に情報発信を行っている。来年度の新卒採用は10人程度を予定している。