キングレコードの市川由紀乃はこのほど、東京都文京区のキングレコードYFスタジオで、1500枚のポスターに直筆サイン入れを行った。

　コンサートの開催予定地だった岩手県宮古市のファンにポスターと「新型コロナウイルスの終息を願いながら一緒に頑張っていきましょう」とエールを送った。

　4月8日発売のニューシングル「なごり歌」（詞＝吉田旺、曲＝幸耕平）が好セールス中の市川。新型コロナウイルス感染拡大の影響でコンサートやキャンペーンなどが中止、延期となる状況下、4月5日の岩手県宮古市文化会館でのコンサートも中止。

　昨年9月に「宮古市復興親善大使」に任命されていたこともあり、公演を楽しみにしていた人たちや地元のファンに何かできないだろうかと考え、サイン入れを企画した。

　会場では新たに撮影したポスター一枚一枚に、同市の復興を願いながらサインを書き上げた。市川は「一日も早く宮古の皆さんとお会いできる日を楽しみにしています」と心待ちにしている。

　約2カ月間にわたって人前で歌う機会が途絶え、現在は、自主トレーニングに加え、島倉千代子など諸先輩の演歌を聴く日々。今ヒット中の音楽を聴いたりしながら活動再開の準備を行っている。

　市川は「新曲は、レコーディング以来、まだ一度も人前では歌っていません。皆さんに歌を聴いていただける日が来ることを願いながら自粛に努め、自分の命と周りの方々の命を守ることに徹して過ごしています」と話す。

　この日のサイン入れの模様はこのほど、「市川由紀乃公式YouTubeチャンネル「由紀乃結晶」で配信した。