2024.04.30 日本電気硝子、1~3月連結は増収・営業黒字
日本電気硝子の2024年12月期第1四半期(1~3月)連結決算は、増収となり、営業損益、経常損益は稼働益増や為替差益で前年同期の赤字から黒字に転換。四半期純利益も固定資産売却益176億7900万円、投資有価証券売却益57億4900万円の特別利益を計上し大幅増益だった。
主力の電子・情報事業は増収。ディスプレイ事業が市況回復で出荷が増加。価格改定も進んだ。電子デバイス事業も家電向けを中心に需要が緩やかに回復。半導体向け製品需要も好調に推移した。
機能材料は減収。建築事業は安定した需要が継続し、増収だったが、複合材事業が自動車部品向け高機能樹脂用を中心に需要が低調で競争も厳しく減収。医療、耐熱事業も需要が軟調で減収だった。
連結業績は、第2四半期累計、通期は2月の期初予想を据え置いた。